大手キャリアから格安SIMへ乗り換えた場合、キャリアで使っていたメールアドレスはどうなるのでしょうか。
ここでは、格安SIMのメールアドレスについて解説します。
格安SIMにしたらメールアドレスはどうなる?
格安SIMでは、大手キャリアが提供する「~@ezweb.ne.jp」「~@docomo.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」のメールアドレスは使えません。
キャリアメールのメリットに下記があげられます。
- 迷惑メールとして弾かれにくい
- セキュリティ面での信頼性が高い
- MMS機能がある
キャリアメールは携帯やスマホといった1つの端末に1つのメールアドレスしか作れず、パソコンなどで共有することもできません。
そのため、高い信頼性がありセキュリティ面が強く、迷惑メールとして弾かれにくいというメリットがあります。
また「MMS機能」とは、メールアドレスだけで相手と長文やファイルをやり取りできる機能で、MMS機能が搭載されているのもキャリアメールの特徴です。
どうしても残したい場合には、契約を継続すればできる
格安SIMには乗り換えたいが、キャリアメールは継続して使いたい場合、docomoなら月額1200円でauなら1320円、softbankは3980円かかります。
毎月キャリアメールを維持するためにこの金額を払うのなら、料金が安い格安SIMに乗り換えるメリットは少ないのであまりおすすめしません。
今までのキャリアメールでやりとりした内容のバックアップはとれる?
iPhoneならiTunes、アンドロイドならSDカードを使用するとキャリアメールのバックアップを取ることが可能です。
また、格安SIMに乗り換えする際、端末をそのまま継続して利用するならメールアプリを残しておけば、そのまま閲覧することは可能ですよ。
格安SIMにするならフリーメールがおすすめ
格安SIMではキャリアメールが使えないのはわかったけど、様々なサイトやサービスを利用するためにメールアドレスの登録が必要なところも多いですよね。
そのため格安SIMへ乗り換えた場合、フリーメールを使用するのがおすすめです。
フリーメールは様々な会社が無料で提供しているメールアドレスで、複数の端末と共有できたり、機種・キャリアを変更しても同じメールを使い続けられるなどのメリットも。
ここでは無料で使えるフリーメールについて紹介します。
Yahoo!メール
Yahoo!メールはYahoo! Japanが提供する無料のメールサービスで、「Yahoo! JAPAN ID」さえあれば、誰でも無料で使えます。
Yahoo!メールはメインのアドレス以外に、セーフティアドレスを持つことができるので無料サービスの登録時などに使えますよ。
その結果セーフティアドレス宛に迷惑メールが来るようになっても、セーフティアドレスを削除することができてセキュリティ面でも安心です。
Yahoo!メールアドレスのドメインは「~@yahoo.co.jp」です。
Gmail
Googleが提供しているウェブメールサービスで、こちらもGoogleアカウントを作成すれば誰でも使用できます。
Gmailは迷惑メールのフィルタリング性能が非常に高かったり、メールの自動振り分け機能が搭載されていたりと便利な機能も。
また、キーワードや日付を指定してメールを検索できるので、容易に必要なメールを探し出せます。
メールアドレスのドメインは「~@gmail.com」です。
フリーメールのデメリット
キャリアメールと比べると信用性が低く、フリーメールからキャリアメールにメールを送信した場合「迷惑メール扱い」をされる可能性が高いところがデメリットと言えます。
また、フリーメールはあくまで無料のサービスのため、提供企業がサービスを突然停止する可能性もあります。
格安SIM会社によってはメールアドレスを提供しているところも
格安SIMでも、メールアドレスを提供している会社は増えてきました。
ここでは、メールアドレスの提供をしている格安SIMを紹介します。
楽天モバイル
現時点で楽天モバイルのキャリアメール提供はありません。
しかし、楽天が提供するフリーメールである「Rメール」を無料で利用できます。
メールアドレスのドメインは、「~@rakuten.jp」です。
注意
2022年5月13日に楽天モバイルより新たな料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII(ラクテン アンリミテッド セブン)」が発表されました。
今までのプランでは月1GBまでは0円となっていましたが、廃止されることになりました。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
UQモバイル
UQモバイルは、auのサブブランドですが、「~@ezweb.ne.jp」のメールアドレスは使用できません。
そのためUQモバイルでは、ドメイン「~@uqmobile.jp」のメールアドレスを月額税込220円で提供しています。
ワイモバイル
ワイモバイルではキャリアメールとフリーメールの両方を提供しています。
ブラウザやスマートフォン端末、パソコン等で共有しWebメールとして使えるメールアドレス「@yahoo.ne.jp」と、キャリアメールとして使える「@ymobile.ne.jp」のメールアドレスがあり、用途に合わせて使い分けることも可能です。
BIGLOBEモバイル
BIGLOBEモバイルでは、1契約につきメールアドレスを1つ提供しています。
注意する点として、BIGLOBEモバイルのアドレスを変更したい場合は、メールアドレス変更手数料が1回330円発生します。
しかし、メールアドレスのドメインが「~@bma.biglobe.ne.jp」の方は、初回に限り無料で変更可能です。
IIJmio
IIJmioでは、mio セーフティメールサービスという、セーフティメールを月額料金330円で提供するサービスを実施しています。
メールアドレスのドメインを5つの中から選べるなど、高いセキュリティ機能を搭載したメールサービスです。
mineo
mineoでは、申し込みすると手続きの必要はなく自動で「~@mineo.jp」のメールアドレスを1つ提供されます。
無料で専用のメールアドレスを使えます。
OCNモバイル
OCNモバイルでは、1契約につき1つメールアドレスが作れます。
メールアドレスドメイン「~@○○○.ocn.ne.jp」のメールアドレスが確実に作れるので、フリーメールに抵抗がある方にもおすすめです。
QTモバイル
QTモバイルでは、プロバイダー「BBIQ」のメールアドレス「~@○○○.bbiq.jp」を無料で使用可能です。
フリーメールとは違い、専用のメールアドレスなので安心して使えます。
>>2022年最新のおすすめ格安SIM・スマホランキングはこちらまとめ
格安SIMに乗り換えすると今まで使っていたキャリアメールは使用できなくなります。
しかし、フリーメールを使えば違うキャリアに乗り換えしてもそのまま使うことができるので、フリーメールアドレスを作るのもおすすめです。
また、フリーメールに抵抗がある方はメールアドレスの提供がある格安SIMを使用すれば、安心ですね。
格安SIMに乗り換えてもメールの使用は可能です。
フリーメールや格安SIM提供のメールなど、自分に合ったメールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。